明けましておめでとうございます。
本年の日隆グループ スローガンは「温故知新（おんこちしん）」です。

「温故知新（おんこちしん）」とは論語の中で孔子が述べた言葉で、「故き（ふる）を温（たず）ね、新しきを知る」と言い、「昔のことを研究して、そこから新しい知識や道理を見つけ出すこと」を意味します。

例えば、職場では上司や先輩の過去の経験から学び、自分に生かすことも「温故知新」ということが出来ますし、会社全体として「温故知新」をスローガンに掲げることもあります。現代でこの言葉が重視される理由は、技術や環境がどんどん新しくなっていく中で、これまで蓄積してきた経験や知識をおろそかにせずに、しっかりと活かしていくことが重要であるところにあります。

昨年から時間外労働の規制が始まり、今年も物流業界における労働力不足には拍車がかかることが予想されますし、燃料費や車両運搬具、また銀行の金利も高止まりをするでしょう。そんな今年だからこそ皆さんに強く意識して頂きたいことは、『プロの自覚を持ち、お客様のご依頼に120％お応えする』というグループ全体での強い意志を持つことです。

当社には、創業の1947年から大切にしてきた「勤労と報恩」の精神が根づいています。まずは一生懸命に働き、受けたご恩に精一杯報いることが大切です。そして、何かをしている過程で行き詰まったり悩んだりしたときに、「できない」とすぐに結論を出すのではなく、昔のことを知って学んだり、誰かから経験談を聞いたりして課題に対処することで、問題は必ず乗り越えることができます。そのためには自分の職責を全うし、困っている仲間を率先して助ける、そのような協働力が大切です。

皆が幸せになるために、働き甲斐のある職場環境を創るために、勤めて良かったと感じる会社を創るために、今年一年は全社員が日隆グループの主人公となり、『温故知新』を胸に、業務に臨み、コツコツと努力をし続けて行きたいと考えています。